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矯正治療を始める時期は? [医院]

 京都市中京区 ももい矯正歯科クリニック 桃井です。今年の夏は開院して2年を過ぎたということもあり、夏休みの予約が混み合ってしまいご希望の日時にご予約をお取りできなかった患者様にはご迷惑をおかけいたしました。そのためブログの更新も滞っておりましたが、当院のお盆休みも終わりましたので、心機一転ブログを通じて医院情報や矯正治療の情報をお伝えしたいと思っています。
 ももい矯正歯科クリニックは、完全予約制とし、同じ時間に複数の患者様を診る体制は取っておりません。つまり30分もしくは60分といった治療時間を全てお一人の患者様に集中できるような予約の取り方をしておりますので、夏休みなどはどうしても混み合ってしまう傾向があります。ただ、これも一人一人の患者様に責任をもって治療させていただくために仕方のない方法と考えておりますので、当院に通院いただいている患者様にはご理解、ご協力いただけますようよろしくお願い申し上げます。
 夏休み期間はお子様の矯正相談も多く御来院いただきました。皆様共通して言えることは、「矯正治療を始める時期」に迷われているという事でした。もちろん、患者様それぞれによって開始時期は異なります。ただ、開始時期が遅れると治療結果に影響を与えたり、治療期間が延びてしまうケースもあります。今回は、「早期治療」対象のケースについて簡単にご説明いたします。
1.下顎前突(受け口):まず、一番要注意なのが「受け口」、つまり反対咬合の患者様です。反対咬合は骨格の成長パターンの影響もあるのですが、上顎の成長と比較し下顎がどんどん前方へ成長するケースが多く見られますので、可能な限り早期に治療することをお勧めしております。今は夜間のみの使用で治療できる「ムー・シールド」という装置もあり、当院でもかなり高い治癒率をおさめておりますので、4〜5歳の方からでも治療が可能です。
2.開咬:奥歯は咬んでいるのに、前歯はうまく咬み合わさらない。ラーメンやうどんがうまく咬み切れない方も、早期治療の対象です。開咬は舌の癖やお口の周りの筋肉のアンバランスなどが原因となっていることが多いので、放置しておくと骨格的な開咬へ移行し治療が困難になります。この場合は、当院の副院長の指導の下「筋機能療法(MFT)」を行ったり、T4Kと呼ばれる夜間のみ用いる装置などで治療を行います。
3.上顎前突(出っ歯)、叢生(ガタガタ):上顎前突の場合は比較的経過観察を行う事も多いのですが、「指しゃぶり」やその他の要因で上顎前突になっている場合は、骨格的な変形を引き起こすこともありますので、場合によっては早期に治療を行う事もあります。また、叢生もある程度なら永久歯に全て生え変わってからでも治療できることが多いですが、明らかに顎の骨が細かったり狭かったりする場合は、今後の矯正治療をスムーズに行うためにも、コントロールした方が良い場合があります。
 このように、昨今の技術や製品の進歩によって少し前までは「様子を見ましょう」だった患者様も積極的に矯正治療を行う事によって、良好な結果に結びつくようになって参りました。
 また、昨年までは成人患者様のみに行わせていただいていた「見えない矯正治療(舌側矯正)」を、今年から未成年の患者様にも開始させていただき、すでに5〜6名の患者様が舌側矯正治療を開始されておりますが、「見えないので子供が嫌がらない。」、「学校でもあまり目立たないからいい」と好評をいただいております。お子様の矯正治療は始めたいが、ご本人は「目立つから嫌!」とおっしゃられている保護者様も一度ご相談ください。
ももい矯正歯科クリニックではお子様の矯正はもちろんのこと、たくさんの成人の方にも矯正治療をお受けいただいております。歯並びや口元で気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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